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「忙しい」子育てママ2人。インタビューで見えた共通点と相違点

女性のインサイトからプロモーションのヒントを探れ! 

focus in her №1

 過去に実施したインタビュー調査の例から、女性のキモチを紐解くシリーズの第1弾!

 プロモーション戦略の立案では、まず過去の売上実績や市場調査データを分析します。ターゲットを絞り、その人たちにどんなアプローチをすれば効果的か、訴求ポイントはどこか探り仮説を立てます。ところが、実際にインタビューなどで生の声を聞くと、同じ属性にカテゴライズした人たちの行動や思考が全く違った、ということがよくあります。

今回は過去のインタビューから、同じ属性にもかかわらず真逆ともいえる行動をとっていた二人の女性のケースをご紹介します。

フルタイムで働く、子育て真最中のママたち

【Aさん】40歳/会社員(フルタイム)

     家族構成:夫、中2、8歳の息子と4人暮らし

【Bさん】40歳/会社員(フルタイム)

     家族構成:小5の息子と2人暮らしのシングルマザー

 年齢や職業・家族構成で分類すれば、多くの場合この2人は同じ属性にカテゴライズされるでしょう。働きながら子育てをする二人の共通点は「忙しい」こと。ところが話を聞いてみると、実際の食生活や行動は全くちがっていたのです。

【Aさん】「忙しいから」気分優先

献立は毎日の買い物でパパっと決め、惣菜利用や外食も上手に活用

 「作る時に気分が変わっていると嫌なので、買いだめはしません。毎日スーパーに行って、その日食べたいと感じたものを買って作ります。忙しくて作れない日もありますが、その場合は惣菜を利用します。子どもたちはジャンクフードが好きですが、2人とも健康。あまり細かくこだわらず、好きなものをたべて幸せな気持ちになる方がいいのかなと思っています。」

 2児の母であるAさんは、その日の状況・気分に応じて臨機応変に対応。計画通りにいかないストレスを抱えるよりも「今どうしたいか」を優先した行動が印象的でした。その時の気分や感情を優先することで、ムダとストレスを軽減していました。

【Bさん】「忙しいから」マイルール適用

計画的な買い物・作り置きで、ムダな時間を徹底排除

  「買い物は決まったスーパー1軒ですませ、買い回りはしません。商品を比較して吟味することもせず、パパっと買います。無駄に時間をかけたくないんです。食材はどれもカットしたり調理したりして冷凍しておいて、平日は解凍して使います。宅配も使用していますが、生鮮品は買いません。注文から届くまでに時間がかかるので、注文したのを忘れるし、使わなきゃってなるのがすごくストレスで・・・」

 一方、シングルマザーのBさんは、買い物や食事づくりにルールを設け計画的に行動。なるべく行動をシンプルにして少しでも迷ったり検討したり時間をなくそうと工夫していました。ムダを省き効率を追求した結果、「考えない」究極の時短にたどり着いたようです。

課題は共通、でも行動の基準になる価値観は違う

 ふたりの共通した課題は「忙しさ」ですが、Aさんが、気分を優先することで忙しさによるストレスを回避しているのに対して、Bさんはマイルールを設け考えないことでムダを省略。それぞれ全く違った考え方でくらしの課題解決をはかっていました。

 似た年齢・家族構成で同じ課題を持っているようでも、実際に課題を掘り下げて話を聞いてみると、違った価値観や行動スタイルが見えてくることがあります。多様化する女性のキモチを紐解くには、生の声からくらしのリアルを知り、生活者視点でアプローチすることが大切です。